インタビュー詳細

Profile

介護職員

後藤 慶也さん(36) 2020年入職

社会福祉法人 若山会 デイサービスセンター「ドリーム」

日帰りで通う利用者様を支援

小学生の時、介護施設のボランティアとして、車椅子を押しながら高齢者の方とふれあう体験をさせてもらったのが、介護の仕事との初めての出会いです。もともと祖父母と同居していたので、幼い頃から高齢者は自分にとって身近な存在でした。特に祖母は足が少し悪かったので、日頃からお手伝いをよくしていたんです。

そんな背景もあって、高校の時に将来は介護の道に進もうと決めました。そして、福祉系の短大に進学して、20歳から介護業界で働いています。
老人保健施設で7年、特別養護老人ホームで7年働いた後、今はこちらのデイサービスで介護職員として働いています。
将来的にはケアマネジャーになりたいと思っているので、いろいろな介護の現場を経験したいという思いもあって、こちらに入職しました。

デイサービス(通所介護事業所)は、ご自宅で生活されている要支援、要介護1~3の比較的介護度の低い方が、主にリハビリを目的に利用されるサービスで、週2~3回利用されることが多いです。
たとえば、ご自宅で生活していて歩くことが難しくなってきた方などが在宅生活を続けていくために、私たちがリハビリなど、身体的機能の維持向上を支援しています。独居の場合はもちろんですが、同居のご家族だけでは生活の支援が難しい場合などに、ケアマネジャーとの相談の上で支援内容を決めて利用していただきます。

地域の方々が楽しく過ごせる場所に

私の仕事は、まず利用者様のお迎えからはじまります。同エリアの利用者様数人のご自宅まで順番に車で迎えに行き、デイサービスセンターまでお連れします。

毎日9時15分から16時頃までの間、リハビリや入浴、昼食や散歩、レクリエーション、買い物などの支援をしています。レクリエーションの内容は、習字やカラオケ、カルタ、トランプなどさまざまなものがあります。利用者様が充実した笑顔を見せてくれると、うれしいですね。

利用者様は近隣のエリアに住まわれている方が多く、元々のお知り合い同士が「久しぶり!元気?」とお話しされている場面もよく見られます。また、「テレビが友達なんよ」という独り暮らしの方も、ここでみなさんとのおしゃべりを楽しんでいらっしゃいますね
デイサービスは利用者様にとって、地域の方々とふれあえる交流拠点にもなっています。

コミュニケーションを大切にしていきたい

利用者様は、全体的にコミュニケーションをとれる方が多く、毎日色々なお話ができるのが楽しいです。
今のお体の状態やご要望もご自身でお話してくれるので、その方に合わせたケアができるようにするためにも、コミュニケーションを大切にしています。

また、送迎の時に同居のご家族とお会いすることが多いので、利用者様のその日の様子や気になったことはお伝えするようにしています。ご家族から、ご自宅での様子やご要望などをお聞きすることも大事な仕事です。
ご本人やご家族からのお話は職員で共有して、内容によってはケアマネジャーに相談して支援内容を変更することもあります。

どの現場でもそうなのですが、職員間での情報共有はやはり重要です。どの利用者様をどの職員が支援することになっても、同じように適切で質の高いケアを提供できるように、他の職員のみなさんと一緒に頑張っていきたいです。