インタビュー詳細

Profile

介護職員

永松 弦紀さん / 永松 楓さん

社会福祉法人 九州キリスト教社会福祉事業団 特別養護老人ホーム いずみの園

介護の仕事を選んだきっかけ

(弦紀さん)私がこの仕事に就いたのは、同じく介護の仕事をしていた母の影響が大きかったと思います。まだ保育園児や小学生だったころ、母の職場に行って高齢者の方々とお話しする機会が結構多かったので、自然と仕事として意識するようになっていました。
(楓さん)私はおじいちゃん、おばあちゃんが好きだったということもあって、高校を通して「いずみの園」にボランティアなどで何度か訪問させてもらいました。その時に「働きやすそうないい職場だな」と思ったので入職しました。
(弦紀さん)私が入職した時、妻は入職3年目で私の教育係だったんです。職員同士とても仲が良くて、みんなでご飯を食べに行ったりしているうちにお付き合いがはじまり、結婚しました。今は3歳の娘がいます。
(楓さん)私達のように職場結婚した夫婦も結構います。

子育てに理解ある職場に感謝しています

(弦紀さん)私たち夫婦はふたりとも特別養護老人ホーム(以下、特養)「いずみの園」の介護職員ですが、私は従来型の棟で、妻はユニット型個室の棟で働いています。
職場も職種も同じだから仕事にまつわるいろいろなことを共感できますし、お互いに仕事の状況が把握できるので家事を協力しやすいですね。
(楓さん)「いずみの園」には事業所内保育施設があるのですが、子どもが1歳になる時から預けて、育児休業から職場復帰しました。
保育施設は特養から歩いて数十秒という近さ。毎日の送り迎えが便利ですし、何かあればすぐに駆けつけられるので安心できます。日ごろの様子もわかりやすくて、本当に助かっています。
(弦紀さん)保育施設があることも大きいと思うのですが、職場全体が子育てに理解があり、とても協力的で大変ありがたいです。
職場の方々は私たちが夫婦だとわかってくれていて、子どもの顔や名前も覚えてくれているので、子どもの体調が悪いと、「早く病院に連れていってあげて」と、私たちのどちらかが対応できるように調整をつけてくださいます。
(楓さん)実は、子育てをしながら仕事を続けることに不安を感じて、一度は仕事を辞めることも考えたことがあったのですが、施設長や職員の方々の励ましをいただき、続けることにしたんです。
今、職場の方々や保育施設のおかげで、子育てしやすい環境で働けているので、仕事を続けていて本当によかったと思っています。

夫婦で支え合いながら、高め合っていきたい

(弦紀さん)自分たちが利用者様のために取り組んで来た内容が、利用者様やそのご家族に喜んでいただけたり、感謝の言葉をいただけたりすることに、私は一番のやりがいを感じています。
利用者様を支援する立場ですが、仕事をしているなかで、こちらが笑顔をいただいたり、癒されたりすることも多いです。自分自身、毎日楽しく仕事ができているので、この仕事が自分に合っているんだろうなと実感しています。
(楓さん)私はもともと起案したり、企画したりすることが得意なので、施設の行事を考えるのが好きです。自分の企画した行事で、利用者様の喜ぶ笑顔が見られるのがうれしくて、それが大きなやりがいにつながっています。
今はコロナ禍で、利用者様が外出したり一時帰宅できなかったりするので、誕生日会やお楽しみ会など規模は小さいですが、ユニットの中で楽しめる行事を企画して、利用者様にたくさん笑顔になってもらいたいです。
(弦紀さん)「いずみの園」には特養だけでなくさまざまな介護施設がありますし、保育施設や障がい者施設もあるので、それらも含めて将来的に多方面で活躍できる人材になりたいと思っています。
そのためにも資格を取ってキャリアアップしていきたいです。今年で入職して5年が経つので、目下の目標はケアマネジャーの受験にチャレンジすることです。
(楓さん)私は「永松さんがいたらうれしい!」と利用者様に思っていただけるような介護職員になっていけたらいいなと思っています。
育児を続けながら、いつか私もケアマネジャーの資格にチャレンジしたいと思っています。
(弦紀さん)これからも夫婦で協力しながら、お互いの夢や目標に向かって頑張っていきたいですね。
(楓さん)お互いに高め合える夫婦になっていけたらいいですね。